腰・膝・足の痛み

腰痛

人間の身体は想像するよりも重くできています。日ごろ何気なく動作していますが、機敏に行動するためには骨膜や靭帯組織などに多くの神経が分布して、緊密にバランスの調整をおこなうことが必要です。逆に、関節の運動が乱れを荷重のバランスをしっかり調整できなくなると大きな痛みを引き起こすのです。

腰痛は、多くの人が抱えるとても多い症状ですが、周囲の筋肉の緊張をゆるめても関節運動の制限をしっかり取り除いておかないと症状が改善されにくい症状です。ただし、関節の運動を改善するためには、腰の筋肉をよく緩める事が大切です。 人体の関節には、地層のように階層的に筋肉が分布しています。腰痛の方は、腰を保護しようと表面の筋肉も強く緊張しています。この緊張は、足の筋肉に至って広い範囲にわたっています。 この様な筋肉の緊張の膜を一つ一つ解いて、最終的に関節を固定しいる深部の筋肉を操作して、関節の運動制限を取り除くことによって、はじめて腰の痛みから解放されるのです。

膝痛

膝の関節は主として前後の方向にしか動きません。このためさまざまな荷重の乱れに対応しにくい性質を持っています。このような膝関節の運動の特性をカバーしているのが、股関節や足首の関節です。これらの関節の動きに制限が生じてくると膝には強いストレスが生ずる様になります。 特に女性は骨盤の形状や機能から内ももの筋肉が緊張しやすい傾向があります。膝の内側には、関節の動きを制御する筋肉の腱が集中しています。このため、膝が内股傾向になりやすいとともに、膝の内側に痛みが生じやすいのです。


寝起きに足が痛い、かかとが痛い

寝起きに足や踵(かかと)が痛く感じられるのは、寝ているときの姿勢によって坐骨神経が緊張してしまっている可能性があります。 通常、仰向けに寝ているとき、腰椎の下には少し空洞ができます。これは腰椎が反った状態にあることを示しています。

デスクワークなどで腰が硬くなっている方は、このとき、特に下側の腰椎に反りが集中して神経が圧迫されやすいのです。

足や踵に分布する神経は、この下側の腰椎から背骨の関節を通じて脊髄から出てきます。睡眠中、長時間にわたって腰が反った状態におかれていると、この神経(坐骨神経)が圧迫された状態になるため、寝起きに足や踵に痛みが生ずるのです。

外反母趾の痛み

人間の足裏はアーチ上の構造(土踏まず)をもっています。

この土踏まずは、足裏の筋肉をしっかりと使いながら歩くことで強化されます。しかし、現代の快適な靴やシューズでは、この足裏の筋肉を使わずに踵(かかと)だけで着地する機会が多くなります。

たとえば階段を降りるとき、普通のシューズならばつま先で着地するのが自然ですが、かかとの高いハイヒールなどを履いていると、踵で着地せざるを得なくなります。 このような歩行習慣の繰り返しは、足裏のアーチ構造を弱体化して、足の甲が扁平になった開帳足になります。 このとき、人類の足指の骨格構造の特徴から、母趾が他の4趾から離れて、母趾先が強く外反する外反母趾の状態になります。

細身の靴などで足指が強く押さえつけられていると、母趾の根元で地面をけらざるを得ないために、この部位が強い痛みを発する様になるのです。 外反母趾の痛みを解消するためには、足指の根元の部位をしっかりと閉め開帳足を改善しなければなりません。そのうえで、足指をしっかり使って歩けるようにします。かかとに偏った重心を前側に移動します。

このためには、脊柱や骨盤を含めた全体的な身体の歪みの調整が必要になります。

足裏アーチに対してはテーピングなどを活用して、矯正をおこなうことも効果的です。